円高から一転したクロス円の方向性を静観か
2024.12.05
- 豪・貿易収支
- 日・中村日銀審査員の発言
前日の米国通貨は、昨日発表された加・第3四半期労働生産性が、前回値のマイナス0.2%からマイナス0.4%に悪化したにも関わらず、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は106.258から107.503まで上昇。時間足20MAを上抜け75MA上位まで値が伸びた。4時間足では20MA直下での推移となっているため、米国時間で加ドルが勢力を維持するのか注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・10月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月のマイナス3.4%からマイナス3.2%に改善したことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は156.985から158.642まで上昇。4時間足では20MA直下にてボリンジャーバンドの中心線まで価格が回復している状況だ。
本日は、9:30に豪・貿易収支、10:30に日・中村日銀審査員の発言、15:45にスイス・失業率、16:00に独・製造業受注、16:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、18:30に英・建設業'PMI、19:00に欧・小売売上高、21:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、22:30に加・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、24:00に加・Ivey購買部協会指数、24:30に米・週間原油在庫がある予定だ。反発上昇したクロス円の方向性を慎重に見極めたい。
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