loading
search

円高から一転したクロス円の方向性を静観か

相場レポート

円高から一転したクロス円の方向性を静観か

円高から一転したクロス円の方向性を静観か
本日のポイント
  1. 豪・貿易収支
  2. 日・中村日銀審査員の発言

前日の米国通貨は、昨日発表された加・第3四半期労働生産性が、前回値のマイナス0.2%からマイナス0.4%に悪化したにも関わらず、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は106.258から107.503まで上昇。時間足20MAを上抜け75MA上位まで値が伸びた。4時間足では20MA直下での推移となっているため、米国時間で加ドルが勢力を維持するのか注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・10月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月のマイナス3.4%からマイナス3.2%に改善したことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は156.985から158.642まで上昇。4時間足では20MA直下にてボリンジャーバンドの中心線まで価格が回復している状況だ。

本日は、9:30に豪・貿易収支、10:30に日・中村日銀審査員の発言、15:45にスイス・失業率、16:00に独・製造業受注、16:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、18:30に英・建設業'PMI、19:00に欧・小売売上高、21:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、22:30に加・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、24:00に加・Ivey購買部協会指数、24:30に米・週間原油在庫がある予定だ。反発上昇したクロス円の方向性を慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2025.01.13New

    米雇用統計好調も対円で下落した米ドルの下値余地に要警戒か

  2. 2025.01.10New

    上値が重くなった加ドルの米国時間での反発性に注目か

  3. 2025.01.09New

    下落トレンドが継続しているユーロ米ドルの価格動向を静観か

  4. 2025.01.08New

    米国時間で強含んだ米ドルがFOMC議事録公表にて変化するのか注意か

  5. 2025.01.07New

    上昇したポンドの上値余地を静観か

  6. 2025.01.06

    上昇したポンド円の欧州時間での値動きに注目か

  7. 2024.12.27

    休暇明けに上昇した米ドルの上値余地に注目か

  8. 2024.12.26

    欧米の休暇明けの通貨強弱を注視か

  9. 2024.12.25

    休場後の通貨強弱性を静観か

  10. 2024.12.24

    ボラティリティが低下する中での急激な価格変動に注意か