反発したユーロ円が上値更新をしていくのか注目か

2024.11.29
- 仏・消費者物価指数
- スイス・KOF先行指数
前日の米国通貨は、米ドルが対円で強含んだ。米ドル円は150.846から151.939まで反発。時間足20MAを跨いでの値動きとなった。一方で4時間足ではRSIが依然37付近の低位置で推移しており、本日のアジア時間では150円割れの米ドル安となっている。このまま米ドルが軟化し対円で下落していくのか、進行方向に注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・11月消費者物価指数の速報値が、前年比で前月の2.0%から2.2%に上昇したことで、ユーロが対円で反発した。ユーロ円は159.431から160.332までわずかに上昇。時間足20MAを跨いでの値動きが見られた。ただ日足ではボリンジャーバンド-2σに沿っての下落トレンドが継続しているため、欧州時間での値動きに警戒したい。
本日の指標は、8:30に日・雇用統計、日・東京消費者物価指数、8:50に日・鉱工業生産、16:00にタイ・経常収支、16:45に仏・生産者物価指数、仏・消費者物価指数、17:00にスイス・実質GDP、スイス・KOF先行指数、17:55に独・雇用統計、19:00に欧・消費者物価指数(HICP)、19:30に英・BOE金融安定報告書、20:00に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、22:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、22:30に加・実質GDPがある予定だ。反発したユーロ円が上値更新をしていくのか、慎重に見極めたい。
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