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独PMI改善にて下値が限定されたユーロの方向性を静観か

相場レポート

独PMI改善にて下値が限定されたユーロの方向性を静観か

独PMI改善にて下値が限定されたユーロの方向性を静観か
本日のポイント
  1. 仏・消費者信頼感指数
  2. 加・小売売上高

前日の米国通貨は、昨日発表された米・10月PMI購買担当者景気指数の速報値が、コンポジットで前月の54.0から54.3に改善し、サービス業/製造業ともに前回値を上振れたにも関わらず、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0770から1.0829まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。日足ではすでに20MAよりも上位での推移となっている。

欧州通貨は、昨日発表された独・10月サービス業/製造業PMIの速報値が、ともに前月から上振れたことで、ユーロが対円でわずかに下落となった。他のクロス円の下げ幅が拡大する中、ユーロ円は164.749から163.803の範囲に留まり、時間足75MAに下値をサポートされる形となった。日足では200SMA直下での方向感を模索している最中のため、欧州時間での値動きに注目したい。

本日は、8:01に英・GFK消費者信頼感調査、8:30に日・東京消費者物価指数、14:00にシンガポール・鉱工業生産、日・景気動向指数、15:45に仏・消費者信頼感指数、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に独・IFO景況感指数、欧・マネーサプライ、19:30に露・主要金利、21:30に加・小売売上高、米・耐久財受注、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、24:20に英・ベイリーBOE総裁の発言がある予定だ。独PMI改善にて下値が限定されたユーロの方向性を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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