独PMI改善にて下値が限定されたユーロの方向性を静観か

2024.10.25
- 仏・消費者信頼感指数
- 加・小売売上高
前日の米国通貨は、昨日発表された米・10月PMI購買担当者景気指数の速報値が、コンポジットで前月の54.0から54.3に改善し、サービス業/製造業ともに前回値を上振れたにも関わらず、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0770から1.0829まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。日足ではすでに20MAよりも上位での推移となっている。
欧州通貨は、昨日発表された独・10月サービス業/製造業PMIの速報値が、ともに前月から上振れたことで、ユーロが対円でわずかに下落となった。他のクロス円の下げ幅が拡大する中、ユーロ円は164.749から163.803の範囲に留まり、時間足75MAに下値をサポートされる形となった。日足では200SMA直下での方向感を模索している最中のため、欧州時間での値動きに注目したい。
本日は、8:01に英・GFK消費者信頼感調査、8:30に日・東京消費者物価指数、14:00にシンガポール・鉱工業生産、日・景気動向指数、15:45に仏・消費者信頼感指数、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に独・IFO景況感指数、欧・マネーサプライ、19:30に露・主要金利、21:30に加・小売売上高、米・耐久財受注、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、24:20に英・ベイリーBOE総裁の発言がある予定だ。独PMI改善にて下値が限定されたユーロの方向性を慎重に静観したい。
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