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最強通貨となった米ドルの上伸性を静観か

相場レポート

最強通貨となった米ドルの上伸性を静観か

最強通貨となった米ドルの上伸性を静観か
本日のポイント
  1. 欧・製造業/サービス業PMI
  2. 米・新規失業保険申請件数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月中古住宅販売件数が、前月のマイナス2.5%からマイナス1.0%に改善したことで、米ドルが米国時間で最強通貨となった。米ドル円は150.965から153.181まで上昇。時間足RSIが92まで急騰した。4時間足ではボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークとなっており、日足ではレジスタンスラインの200SMAを実体足で上抜けた。

欧州通貨は、昨日発表された欧・10月消費者信頼感指数の速報値が、前月のマイナス12.9からマイナス12.5に微改善したことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は162.730から165.020まで約2.2円上昇。時間足ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが確認された。4時間足でも同様の値動きが見られ、日足では200EMAが下値サポートとして力強く機能した。

本日は、8:00に韓・実質GDP、8:50に日・対外/対内証券投資、13:00にマレーシア・消費者物価指数、14:00に印・製造業/サービス業PMI、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、21:00に米・新規失業保険申請件数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・新築住宅着工件数がある予定だ。最強通貨となった米ドルの上伸性を注意深く静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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