加・住宅着工件数好調で上昇した加ドルの方向性に注目か

2024.10.17
- 欧・貿易収支
- トルコ・TCMB中銀政策金利と声明発表
前日の米国通貨は、昨日9月住宅着工件数が発表され、前月の21.7万件から22.3万件に増加したことで、加ドルが米国時間で最強通貨となった。加ドル円は108.014から108.908まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが確認された。4時間足ではRSIが60まで上昇。日足では75MA直下で推移している。
欧州通貨は、本日のECB政策金利発表を控えたユーロが、対円でわずかに上昇した。ユーロ円は162.112から162.879まで上昇。時間足20MAをまたいでの推移となった。4時間足では20MAより下位に位置しており、RSIが緩やかに下降している。日足ではMAが密集しており方向感が出にくくなっているため、本日のECBによる変動に注意したい。
本日は、8:50に日・通関ベース貿易収支、9:30に豪・雇用統計、13:30に日・第3次産業活動指数、18:00に欧・貿易収支、欧・消費者物価指数、20:00にトルコ・TCMB中銀政策金利と声明発表、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に加・国際証券取扱高、米・小売売上高、米・フィラデルフィア連銀景況指数、米・新規失業保険申請件数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・企業在庫、24:00に米・週間原油在庫がある予定だ。加・住宅着工件数好調で上昇した加ドルの方向性に注目したい。
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