最強通貨となった日本円の上伸性を静観か
2024.10.16
- 南ア・小売売上高
- 英・生産者物価指数
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルをかろうじて維持し、70.2ドル付近まで下落。一方の天然ガスは前日から0.89%上昇し、2.49ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したシルバーは、前日から1.3%上昇。31.5ドルまで値を上げた。
為替市場は、日本円がアジア時間終盤から米国時間にかけて最強通貨となった。豪ドル円は100.773から99.841まで下落。時間足20MAに上値をレジストされての下落が見られた。4時間足ではサポートラインの75MAを実体足で下抜けており、日足では200SMA直下での推移が1週間以上継続している。
本日の指標は、8:50に日・機械受注、15:00に英・消費者物価指数、英・小売売上高、英・生産者物価指数、16:00にタイ・政策金利と声明発表、20:00に南ア・小売売上高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・製造業売上高、米・輸入物価指数、27:40に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。最強通貨となった日本円の上伸性を慎重に静観したい。
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