上値が重いポンドの方向性を注視か

2024.09.12
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- 日・景況判断BSI
前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月消費者物価指数(CPI)が、コア指数前月比で0.2%から0.3%に0.1ポイント上昇したことで、指標発表直後に米ドルが上昇した。米ドル円は140.707から142.545まで反発。本日のアジア時間ではさらに142.960まで伸びた。一方で日足では依然10MAより下位での推移が継続しているため、米ドルの上昇が継続するのか注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された英・7月鉱工業生産が前年比で前月のマイナス1.4%からマイナス1.2%に改善したにも関わらず、ポンドが対円で下落した。ポンド円は186.370から183.713まで下落。時間足20MAに上値を抑えられた。日足ではボリンジャーバンド-2σに沿ってのバンドウォークが確認されているため、欧州時間でのポンドの下落に警戒したい。
本日は、8:01に英・RICS住宅価格指数、8:50に日・景況判断BSI、日・国内企業物価、日・対外/対内証券投資、15:00にスウェーデン・消費者物価指数、16:00にトルコ・経常収支、21:00にブラジル・小売売上高、印・消費者物価指数、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に加・住宅建設許可、米・生産者物価指数、米・新規失業保険申請件数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:25にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言がある予定だ。上値が重いポンドの方向性を慎重に判断したい。
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