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上値が重いポンドの方向性を注視か

相場レポート

上値が重いポンドの方向性を注視か

上値が重いポンドの方向性を注視か
本日のポイント
  1. 欧・ECB政策金利と声明発表
  2. 日・景況判断BSI

前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月消費者物価指数(CPI)が、コア指数前月比で0.2%から0.3%に0.1ポイント上昇したことで、指標発表直後に米ドルが上昇した。米ドル円は140.707から142.545まで反発。本日のアジア時間ではさらに142.960まで伸びた。一方で日足では依然10MAより下位での推移が継続しているため、米ドルの上昇が継続するのか注意したい。

欧州通貨は、昨日発表された英・7月鉱工業生産が前年比で前月のマイナス1.4%からマイナス1.2%に改善したにも関わらず、ポンドが対円で下落した。ポンド円は186.370から183.713まで下落。時間足20MAに上値を抑えられた。日足ではボリンジャーバンド-2σに沿ってのバンドウォークが確認されているため、欧州時間でのポンドの下落に警戒したい。

本日は、8:01に英・RICS住宅価格指数、8:50に日・景況判断BSI、日・国内企業物価、日・対外/対内証券投資、15:00にスウェーデン・消費者物価指数、16:00にトルコ・経常収支、21:00にブラジル・小売売上高、印・消費者物価指数、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に加・住宅建設許可、米・生産者物価指数、米・新規失業保険申請件数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:25にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言がある予定だ。上値が重いポンドの方向性を慎重に判断したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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