米CPI前日の米ドルの値動きを静観か

2024.09.10
- 独・消費者物価指数
- 米・バーFRB理事の発言
前日の米国通貨は、明日の米CPI発表を控えた米ドルが対円で下落した。米ドル円は141.963から143.795まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-2σから+2σまで反発した。4時間足ではすでにボリンジャーバンド中心線まで回帰しており、日足ではRSIが37まで回復している。明日の米CPI発表を前に、まずは米国時間での要人発言に注意したい。
欧州通貨は、本日の独・CPI発表を控えたユーロが、対米ドルで軟化した。ユーロ米ドルは1.1090から1.1030まで下落。時間足10MAに沿ってのダウントレンドとなった。4時間足では200EMA付近まで値を下げており、日足では20MAをすでに下抜けている。このままユーロが対米ドルで軟化し続けるのか、方向性に注意したい。
本日は、7:45にNZ・製造業活動、8:50に日・マネーストック、9:30に豪・westpac消費者信頼感指数、10:00にフィリピン・貿易収支、10:30に豪・NAB企業景況感、13:00にマレーシア・鉱工業生産、15:00にノルウェー・消費者物価指数、独・消費者物価指数、英・ILO失業率、英・雇用統計、16:00にトルコ・鉱工業生産、20:00に南ア・製造業生産高、21:10に加・マックレムBOC総裁の発言、23:00に米・バーFRB理事の発言がある予定だ。米CPI前日の米ドルの値動きを慎重に静観したい。
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