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欧HICP低下にて下落したユーロの反発余地を静観か

相場レポート

欧HICP低下にて下落したユーロの反発余地を静観か

欧HICP低下にて下落したユーロの反発余地を静観か
本日のポイント
  1. マレーシア・製造業PMI
  2. 日・第2四半期設備投資

先週末の米国通貨は、加ドルが米国時間で大きく上昇した。加ドル円は107.287から108.530まで上昇。時間足RSIが43から80まで急騰した。4時間足ではボリンジャーバンド+3σまでローソク足が伸びており、週足では200EMA付近にてリバウンドが入っている。このまま加ドルが月初に勢力を維持していくのか、注目したい。

欧州通貨は、8月30日に発表された欧・8月消費者物価指数(HICP)の速報値が、前年比で前月の2.6%から0.4ポイント低下し2.2%となったことで、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.1094から1.1044まで下落。時間足20MAPが上値抵抗帯となった。日足ではボリンジャーバンド+2σから中心線まで反落している状況だ。

本日は、8:50に日・第2四半期設備投資、9:30にインドネシア・製造業PMI、韓・製造業PMI、マレーシア・製造業PMI、10:30に豪・住宅建設許可、10:45に中・財新製造業PMI、13:00にインドネシア・消費者物価指数、15:30にスイス・製造業PMI、16:50に・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に英・製造業PMIがある予定だ。欧HICP低下にて下落したユーロの反発余地を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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