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米国市場休場の中で強含んだ米ドル円の方向性を静観か

相場レポート

米国市場休場の中で強含んだ米ドル円の方向性を静観か

米国市場休場の中で強含んだ米ドル円の方向性を静観か
本日のポイント
  1. 米・建設支出
  2. トルコ・消費者物価指数

前日の米国通貨は、米国株式市場が休場だったにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は145.767から147.209まで上昇。時間足20MAが下値支持線となりバウンドした。4時間足ではすでに75MAのレジスタンスラインを上抜けており、日足では20MA直下に位置している。このまま米ドルが対円で上伸するのか注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・8月製造業PMI(確報値)が前月の42.1から42.4にリバイスアップしたことで、ユーロが対米ドルで小幅上昇した。ユーロ米ドルは1.1040から1.1077まで上昇。時間足20MA下位から上位へと躍り出た。4時間足では未だ20MAが上値抵抗帯となっており、本日のアジア時間では昨日の上昇分を相殺するかの勢いで反落している。

本日の指標は、8:00に韓・消費者物価指数、8:01に英・BRC既存店売上高、8:50に日・マネタリーベース、10:30に豪・経常収支、15:30にスイス・消費者物価指数、15:45に仏・財政収支、16:00にスイス・第2四半期実質GDP、トルコ・消費者物価指数、18:30に南ア・実質GDP、21:00にメキシコ・雇用統計、ブラジル・実質GDP、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数、25:45に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。米国市場休場の中で強含んだ米ドル円の方向性を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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