加CPI低下で下落した加ドル円の下伸に要警戒か

2024.08.21
- 英・公共部門ネット負債
- 米・MBA住宅ローン申請指数
前日の米国通貨は、昨日発表された加・7月消費者物価指数が、前年比で前月の2.7%から0.2ポイント低下し2.5%となったことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は108.050から106.454まで約160pips下落。時間足ボリンジャーバンド-3σをタッチした。4時間足では75MAがレジスタンスとなっているため、米国時間での続落に注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・7月生産者物価指数が前年比で前月のマイナス1.6%からマイナス0.8%に改善したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は163.194から161.357まで低下。時間足200SMAのサポートラインを割り込んだ。4時間足では20MA上位から下位へと移行した状況だ。日足では20MAが上値抵抗帯となっているため、欧州時間での下伸に警戒したい。
本日の指標は、8:50に日・通関ベース貿易収支、9:30に豪・westpac景気先行指数、15:00に英・公共部門ネット負債、16:00にタイ・中銀政策金利、17:00に南ア・消費者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・鉱工業製品価格、加・原料価格指数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・20年債入札、27:00に米・FOMC議事録公表がある予定だ。加CPI低下で下落した加ドル円の下伸に警戒したい。
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