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最弱通貨となった米ドルの回復性を注視か

相場レポート

最弱通貨となった米ドルの回復性を注視か

最弱通貨となった米ドルの回復性を注視か
本日のポイント
  1. マレーシア・貿易収支
  2. 日・機械受注

先週末の米国通貨は、16日に発表された米・7月住宅着工件数が前月の3.4%からマイナス4.0%に大幅悪化したことで、米ドルが米国時間で最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0967から1.1034まで上昇。時間足20MAに沿ってのトレンドが発生した。4時間足ではボリンジャーバンド+2σまで急伸している。

欧州通貨は、16日に発表された欧・6月貿易収支(季節調整済)が前月の123億ユーロから市場予想の135億ユーロを上振れ175億ユーロとなったにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は、163.853から162.277まで下落。時間足75MAのサポートサインを一時的に下抜けた。4時間足では20MAを下抜けているため、欧州時間での続落に注意したい。

本日の指標は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、8:50に日・機械受注、11:30にタイ・実質GDP、13:00にマレーシア・貿易収支、22:15に米・ウォラーFRB理事の発言、23:00に米・景気先行指数、翌6:00に韓・消費者信頼感指数、7:45にNZ・貿易収支がある予定だ。最弱通貨となった米ドルの回復性を慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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