米経済指標好調で強含んだ米ドルの上値余地に注目か

2024.08.16

本日のポイント

NZ・生産者物価指数
スイス・鉱工業生産

前日の米国通貨は、昨日発表された米・7月小売売上高が前月の0.0%から1.0%に上昇したことで、米ドルが指標発表直後に上昇した。米ドル円は147.048から149.393まで上昇。時間足75MAが下値支持線となり力強く急騰した。4時間足では20MA直下から75MAを上抜けて上伸しており、日足では10MAを実体足で上抜けている。

欧州通貨は、日本円に次いでスイスフランが米国時間で弱含んだ。米ドルフランは0.8640から0.8748まで上昇。時間足20MAが下値サポートとなり急騰した。4時間足でも20MAからの上昇に入っており、日足では10MAから20MA直下まで一気に伸びている。このままスイスフランが対米ドルで軟化していくのか、欧州時間の値動きに注意したい。

本日の指標は、7:45にNZ・生産者物価指数、8:50に日・対外/対内証券投資、13:00にマレーシア・経常収支、15:00に英・小売売上高、15:30にスイス・鉱工業生産、18:00に欧・貿易収支、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・住宅着工件数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、26:25に米・グールズビー：シカゴ連銀総裁の発言がある予定だ。米7月経済指標好調で強含んだ米ドルの上値余地をじっくりと見守りたい。

桜井慶介

著者：桜井慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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