原油反落で米ドル軟化、ユーロの回復余地に注目か
2026.10.26
- ドイツ10月Ifo企業景況感指数
- 米FOMCを控えたドルの方向感
前日の米国通貨は、直近23日(金)に原油価格の上昇や米長期金利の持ち直しを背景として、米ドルと加ドルの値動きが注目された。カナダの8月小売売上高は前月比1.2%増と予想の1.3%増をわずかに下回ったが、前月の落ち込みから回復し、原油高やカナダ中銀の利上げ観測も加ドルを支えた。米ドル/加ドルは一時1.3969付近まで下落した。ドル円は156.07~157.17円の範囲で推移し、週明け26日も156円台後半で方向感を探っている。
欧州通貨は、23日(金)にフランスの財政不安が重しとなり、ユーロドルは一時1.1185ドル近辺へ下落した。国債市場でもフランス財政を巡る警戒が続いたが、週末にムーディーズが同国の信用格付けをAa3に据え置いたことは安心材料となった。26日のユーロドルは1.12ドル台前半へ持ち直し、ポンドドルも1.33ドル台後半で底堅く推移している。ユーロが直近の下落分を回復できるか、ドイツの景況感指標を手掛かりに注目したい。
本日の指標は、18:00にドイツの10月Ifo企業景況感指数が予定されている。前回値は89.9で、企業の現状判断と先行き見通しの変化がユーロ相場の焦点となる。米国では本日の主要指標が比較的少なく、今週28日に結果が発表されるFOMCを控えた金利見通しに関心が向かいやすい。カナダでも今週の金融政策決定を前に、原油価格と加ドルの反応が意識される。北米通貨と欧州通貨の値動きを分けて確認し、方向感を見極めたい。
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