米ドル軟化と加ドル高、欧州通貨の上伸性は続くか
2026.10.30
- 植田日銀総裁の定例記者会見
- 米7~9月期雇用コスト指数
前日の米国通貨は、米10年債利回りが5.05%から4.98%へ低下する中、米ドルが主要通貨に対してやや弱含んだ。ドル円は29日に157.61~158.13円で推移し、157.71円付近で終了した。米国の7~9月期GDPは年率3.4%増と予想の3.2%を上回ったが、株式市場ではAI関連株の下落が目立った。一方、加ドルはカナダ中銀による利上げ後の金利差縮小が支えとなり、米ドル/加ドルは一時1.3966付近まで下落。加ドルは約6週間ぶりの高値圏で推移した。
欧州通貨は、ECBが預金ファシリティ金利を2.50%に据え置き、エネルギー価格による物価上振れリスクを指摘した。ユーロは発表後に一時下落したものの、米ドルの軟化もあって対ドルで持ち直した。ユーロドルは29日に1.1105~1.1186ドルの範囲で動き、1.1180ドル付近で終了。ラガルドECB総裁が2027年2月7日に退任すると発表したことも注目された。一方、ポンドは英国予算案の影響を見極める展開となり、ユーロとポンドの強弱差や金利見通しが焦点となる。
本日の指標は、15:30に植田日銀総裁の会見が予定され、昼の金利据え置きと物価見通しの上方修正に関する説明が注目される。欧州では16:45にフランスのCPI速報値、18:00にドイツのGDP速報値、19:00にユーロ圏のGDP速報値が発表される。米国では21:30に7~9月期雇用コスト指数、カナダでは同時刻に8月GDPが公表される。さらに22:45に米シカゴ購買部協会景気指数が控える。米ドルと加ドル、欧州通貨の反応をそれぞれ確認したい。
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