米ドルの上昇一服と加ドル堅調、欧州通貨の反応はどうなるか
2026.10.29
- 米9月個人消費支出(PCE)価格指数
- ECB政策金利発表
前日の米国通貨は、FOMCが政策金利を3.75~4.00%で据え置き、声明で経済の底堅さと物価上昇圧力を指摘した。ドル円は28日に157.65~158.35円の範囲で推移したが、ウォーシュFRB議長が次回の利上げを明言しなかったことで、発表後はドル買いが一服した。一方、カナダ中銀は政策金利を2.25%から2.50%へ引き上げ、追加利上げの可能性にも言及。加ドルは対米ドルで底堅く、29日朝の米ドル/加ドルは1.399付近となった。
欧州通貨は、ECB政策決定を控え、ユーロドルが28日に1.1113~1.1169ドルの範囲で推移し、1.1154ドル付近で終了した。FOMC後のドル売りがユーロの持ち直しを支えたものの、フランスの財政問題や欧州の債券利回りへの警戒は残る。英国では政府予算案が公表されたが、ポンドの反応は比較的限定的で、ポンドドルは1.33ドル台前半で推移した。ECBの据え置き後に追加利上げの見通しがどう示されるか注目したい。
本日の指標は、18:30に英国9月の消費者信用残高とマネーサプライ、19:00にユーロ圏10月経済信頼感が発表される。21:30には米9月PCE価格指数、7~9月期GDP速報値、新規失業保険申請件数が同時に公表される。コアPCE前年比は3.1%、GDP成長率は年率3.2%の予想だ。さらに22:15にECBの政策金利、22:45にラガルドECB総裁の会見が予定される。ドルとユーロの金利見通しの違いを確認したい。
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