雇用統計で買われたポンド、英CPIで上値を伸ばすか
2026.10.21
- 英国9月消費者物価指数(CPI)
- ベイリー英中銀総裁の対談
前日の米国通貨は、米長期金利と原油価格が日中の高値から低下したことで、米ドルが主要通貨に対して軟化した。ドル指数は0.25%安の101.71となり、ドル円は20日の高値158.59円から安値157.81円まで下落した。日本の20年国債入札に強い需要が集まったことも円買いを後押しした。米10年債利回りは5.12%付近に低下し、金利差によるドルの下支えが弱まった。加ドルも対米ドルで上昇し、米ドル/加ドルは1.4067付近で取引を終えた。
欧州通貨は、英国の雇用統計が予想より底堅かったことを受け、ポンドが強含んだ。失業率は4.7%に低下し、賞与を除く平均賃金は前年比3.7%増となったことで、英中銀が11月に利上げするとの観測が高まった。ポンドドルは1.34ドル台に一時乗せ、1.338ドル付近で推移した。ユーロドルも1.12ドル台前半へ上昇したものの、フランスの抗議活動や財政への懸念が重しとなった。英物価統計を控える中、ポンドの対ユーロでの強さが持続するかが焦点となる。
本日の指標は、15:00に英国9月CPIが公表される。総合指数の前年比は3.4%、コア指数は2.8%が予想され、前日の雇用統計に続いて英国の金利見通しを左右する可能性がある。17:00には南アフリカのCPI、20:00には米MBA住宅ローン申請指数が予定されている。22:00のベイリー英中銀総裁の対談は中央銀行の独立性が主題であり、金融政策への具体的な言及があるかが注目点となる。25:00のラガルドECB総裁の対談も踏まえ、欧州通貨それぞれの反応を見極めたい。
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