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CPI上振れも対米ドルで軟化したポンドの動向に注意か

相場レポート

CPI上振れも対米ドルで軟化したポンドの動向に注意か

CPI上振れも対米ドルで軟化したポンドの動向に注意か
本日のポイント
  1. 英・鉱工業生産
  2. 米・小売売上高

前日の米国通貨は、加ドルが対オセアニアで強含んだ。豪ドル加ドルは0.9105から0.9035まで下落。今月高値からの反落となった。4時間足では200SMAからの反落が入っており、日足では20MA直下での上抜けに失敗し、押し戻された状況だ。このまま加ドルが対豪ドルで強含んでいくのか、米国時間での値動きに注意したい。

欧州通貨は、昨日発表された英・7月消費者物価指数が、前年比で前月の2.0%から2.2%に上昇したにも関わらず、ポンドが対米ドルで軟化した。ポンド米ドルは1.2868から1.2815まで軟化。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足ではボリンジャーバンド+3σからの反落となっており、日足ではRSIが54から51へ低下している。

本日は、8:50に日・実質GDP、10:30に中・新築住宅販売価格、豪・雇用統計、11:00に中・鉱工業生産、中・小売売上高、15:00に英・鉱工業生産、15:30にスイス・貿易収支、21:30に加・卸売売上高、米・新規失業保険申請件数、米・小売売上高、米・輸入物価指数、米・フィラデルフィア連銀製造業景気指数、23:00に米・NAHB住宅価格指数、米・企業在庫がある予定だ。CPI上振れも対米ドルで軟化したポンドの動向を慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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