英国の物価上昇で強含んだポンドの上伸性は続くか
2026.10.22
- 米新規失業保険申請件数
- カナダ9月鉱工業製品価格
前日の米国通貨は、米10年債利回りが5.11%付近へ小幅に低下し、米ドルが主要通貨に対してやや弱含んだ。ドル円は157.84~158.39円の範囲で推移し、158.21円付近で取引を終えた。米国では主要株価指数がそろって上昇したものの、ドル買いの勢いは限定的だった。ドル指数も101.6台で推移し、前日から大きな方向感は見られなかった。米国の金融政策を巡っては雇用情勢も重要な判断材料となるため、ドル円が158円台で方向感を強めるか注目される。
欧州通貨は、英国の9月CPIが前年比3.5%と予想の3.4%を上回ったことで、ポンド買いが優勢となった。エネルギー価格の上昇が物価を押し上げ、11月の英中銀利上げ観測が強まった。ポンドドルは1.339ドル付近で底堅く、対ユーロでも約17カ月ぶりの高値圏に達した。一方、ユーロドルは1.12ドル台前半で伸び悩み、フランスの10年債利回りが5%台に達したことも懸念材料となった。欧州通貨の強弱差が続くか注目される。
本日の指標は、21:30に米新規失業保険申請件数と失業保険継続受給者数が発表される。市場予想はそれぞれ20.0万件、172.0万人で、結果が米ドルの方向感を左右する可能性がある。同時刻にはカナダの鉱工業製品価格と原材料価格指数も公表され、加ドルの反応にも注意が必要だ。23:00にはユーロ圏の消費者信頼感速報値が予定され、前回のマイナス16.5からマイナス17.0への悪化が予想される。北米通貨と欧州通貨の反応を見極めたい。
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