下落を耐えたポンド円が欧州時間で回復するのか静観か

2024.07.15
- 中・第2四半期GDP
- スイス・生産者輸入価格
先週末の米国通貨は、12日に発表された米・ミシガン消費者信頼感指数が、前月の68.2から66.0に低下したことで、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0860から1.0910まで上昇。時間足20MAをサポートラインとし値を上げた。4時間足でも同様に20MAが下値支持線として機能しており、日足では3営業日連続陽線が発生している。
欧州通貨は、ポンドが米国時間で強含んだ。ポンド円は他のクロス円が下落する中で拮抗。203.829から206.322の値幅で推移した。時間足では200SMA直下に位置しており、4時間足では75MA直下で推移している。日足では10MAを下回っているものの、かろうじて20MAより上位の位置を維持しているため、欧州時間でポンド円が回復するのか注目したい。
本日の指標は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、11:00に中・第2四半期GDP、中・鉱工業生産、中・小売売上高、15:30にスイス・生産者輸入価格、18:00に欧・鉱工業生産、21:30に米・NY連銀製造業製造景気指数、加・製造業出荷、加・卸売売上高、25:30に米・パウエルFRB議長の発言、29:35に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言がある予定だ。下落を耐えたポンド円が欧州時間で回復するのか、慎重に静観したい。
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