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PPI回復にも関わらず下落したフラン円の反発性が見られるのか注視か

相場レポート

PPI回復にも関わらず下落したフラン円の反発性が見られるのか注視か

PPI回復にも関わらず下落したフラン円の反発性が見られるのか注視か
本日のポイント
  1. 欧・ZEW景況感調査
  2. 加・住宅着工件数

前日の米国通貨は、加ドルが対円で下落した。加ドル円は116.038から115.054まで下落。時間足20MAに上値を抑えられた。4時間足では200SMAを下抜けており、日足では75MAに届く手前で下げ止まっている。このまま加ドルが対円で弱含んでいくかは、慎重に判断したいところだ。

欧州通貨は、昨日発表されたスイス・6月生産者物価指数(PPI)が前月のマイナス0.3%から0.0%に改善したにも関わらず、スイスフランが対円で下落した。フラン円は176.857から175.863まで低下。時間足20MAがレジスタンスとして機能した。4時間足では200SMAをちょうど下抜けた位置に張りついており、本日のアジア時間では反発が見られている。

本日の指標は、13:30に日・第3次産業活動指数、15:45に仏・経常収支、18:00に独・ZEW景況感調査、欧・ZEW景況感調査、欧・貿易収支、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・消費者物価指数、米・小売売上高、米・輸入物価指数、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、27:45に米・クーグラーFRB理事の発言、翌7:45にNZ・第2四半期消費者物価指数がある予定だ。PPI回復にも関わらず下落したフラン円の反発性が見られるのか、注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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