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米国市場休場で突発的なボラティリティの上昇に注意か

相場レポート

米国市場休場で突発的なボラティリティの上昇に注意か

米国市場休場で突発的なボラティリティの上昇に注意か
本日のポイント
  1. 米国が祝日により休場
  2. スイス・雇用統計

前日の米国通貨は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が前週の183.9万件から185.8万件に増加し、同日に発表された米・6月ADP雇用者数も15.2万人から15.0万人に悪化したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は161.950から160.759まで下落。時間足75MAがサポートとなり、その後反発した。本日のアジア時間では昨日高値を更新できていないため、米国時間での値動きに警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・5月生産者物価指数(PPI)が前年比で前月のマイナス5.7%からマイナス4.2%に改善したことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は173.315から174.514まで上昇。時間足20MAに沿っての価格推移が見られた。4時間足では10MAに沿っての上昇トレンドが継続している。

本日の指標は、10:30に豪・貿易収支、14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・製造業新規受注、15:30にスイス・消費者物価指数、17:30に英・建設業PMI、27:00にブラジル・貿易収支、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表がある予定だ。昨日の短縮取引に引き続き、本日は米国市場が休場となる。突発的なボラティリティの上昇に十分注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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