CPI低下にて下落したスイスフランの下伸性に注意か

2024.07.05
- 仏・鉱工業生産
- 日・景気動向指数
前日の米国通貨は、米国が祝日により休場の中、米ドルが米国時間で最弱通貨となった。米ドル円は161.673から160.941まで下落。時間足20MAを下回った。4時間足では20MAが上値レジスタンスとして機能しており、日足ではボリンジャーバンド+2σから10MA直下まで価格が低下している。
欧州通貨は、昨日発表されたスイス・6月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の1.4%から0.1ポイント低下し1.3%となったことで、スイスフランが対円で下落した。フラン円は179.424から178.548まで下落。時間足200EMAラインまで低下した。4時間足では上値を徐々に切り下げており、日足ではRSIが84からの反落基調に入っている。
本日は、10:00にフィリピン・消費者物価指数、14:00にシンガポール・小売売上高、日・景気動向指数、15:00に独・鉱工業生産、15:45に仏・鉱工業生産、16:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、18:00に欧・小売売上高、18:40に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数、26:15に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。CPI低下にて下落したスイスフランの下伸性に注意したい。
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