最弱通貨となったユーロの下値余地に注意か

2024.06.11
- 韓・経常収支
- 英・ILO失業率
前日の米国通貨は、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は156.573から157.191まで上昇。時間足20MAに下値を支えられての上昇となった。4時間足では10MAより上位で推移しており、日足でも同様の値動きが見られている。なお日足RSIは56付近で上方向を試しているため、欧州時間での米ドルの価格の伸びに注目したい。
欧州通貨は、欧州議会選挙にて右派が台頭したことを受け、ユーロが弱含んだ。ユーロ米ドルは下窓を開け1.0799から1.0732まで下落。時間足10MAより下位での水となった。4時間足ではサポートラインとして意識されていた200SMAを大きく下抜けており、日足でも同様に200SMAを下回っている。このままユーロが対米ドルで軟化し続けるのか、慎重に判断したいところだ。
本日の指標は、8:00に韓・経常収支、8:50に日・マネーストック、10:00にフィリピン・貿易収支、10:30に豪・NAB企業景況感、15:00に英・ILO失業率、英・雇用統計、19:00に米・NFIB企業楽観指数、20:00に南ア・製造業生産高、21:00にメキシコ・鉱工業生産、21:30に加・住宅建設許可、26:00に米・10年債入札がある予定だ。最弱通貨となったユーロの下値余地を慎重に静観したい。
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