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最弱通貨となったユーロの下値余地に注意か

相場レポート

最弱通貨となったユーロの下値余地に注意か

最弱通貨となったユーロの下値余地に注意か
本日のポイント
  1. 韓・経常収支
  2. 英・ILO失業率

前日の米国通貨は、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は156.573から157.191まで上昇。時間足20MAに下値を支えられての上昇となった。4時間足では10MAより上位で推移しており、日足でも同様の値動きが見られている。なお日足RSIは56付近で上方向を試しているため、欧州時間での米ドルの価格の伸びに注目したい。

欧州通貨は、欧州議会選挙にて右派が台頭したことを受け、ユーロが弱含んだ。ユーロ米ドルは下窓を開け1.0799から1.0732まで下落。時間足10MAより下位での水となった。4時間足ではサポートラインとして意識されていた200SMAを大きく下抜けており、日足でも同様に200SMAを下回っている。このままユーロが対米ドルで軟化し続けるのか、慎重に判断したいところだ。

本日の指標は、8:00に韓・経常収支、8:50に日・マネーストック、10:00にフィリピン・貿易収支、10:30に豪・NAB企業景況感、15:00に英・ILO失業率、英・雇用統計、19:00に米・NFIB企業楽観指数、20:00に南ア・製造業生産高、21:00にメキシコ・鉱工業生産、21:30に加・住宅建設許可、26:00に米・10年債入札がある予定だ。最弱通貨となったユーロの下値余地を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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