対ユーロで上昇した米ドルが上値水準を維持できるのか静観か

2024.06.10
- ノルウェー・消費者物価指数
- トルコ・経常収支
先週末の米国通貨は、米・5月雇用統計にて非農業部門雇用者数と平均時給が増加したことで、米ドルが最強通貨となった。ユーロ米ドルは1.0901から1.0800まで下落。時間足20MAより上位から200SMAを下抜けた。4時間足では先々週の直近安値に並ぶ水準まで弱含んでおり、日足では200EMA直下に位置している。
欧州通貨は、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は198.396から199.805まで上昇。一時的に時間足200SMAを上抜けた。4時間足では20MAより上位で推移しており、日足では20MAが下値サポートとなり反発している。日足RSIも下降からの反発が見られているため、欧州時間でのポンドの上昇に注目したい。
本日の指標は、8:50に日・国際収支、日・第1四半期GDP2次速報値、13:00にマレーシア・鉱工業生産、14:00に日・景気ウォッチャー調査、15:00にノルウェー・消費者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計、トルコ・鉱工業生産、トルコ・経常収支、18:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、26:00に米・3年債入札がある予定だ。対ユーロで上昇した米ドルが上値水準を維持できるのか、方向性を慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2025.06.05
ECB政策金利発表にて強弱性が変化するのか注目か
2025.06.04
弱含みから一転上昇した米ドルの指標発表による値動きに警戒か
2025.06.03
最弱となった米ドルが要人発言にて回復するのか注視か
2025.06.02
弱含んだユーロの回復余地に注目か
2025.05.30
月足確定直前の通貨強弱の変化に要注意か
2025.05.29
対米ドルで下落したユーロの回復余地を静観か
2025.05.28
上昇したユーロの上伸性を注視か
2025.05.27
上昇したポンドの上値余地を注視か
2025.05.26
上昇したユーロ米ドルの続伸性に注目か
2025.05.23
対米ドルで落ち込んだユーロの回復余地を静観か