米ADP・ISM控えドル円162円台を見極める展開か
2026.07.01
- 米国6月ADP雇用統計・ISM製造業景況指数
- ユーロ圏6月消費者物価指数(HICP、速報値)
前日の米国通貨は、米5月JOLTS求人件数が759.4万件と前月から小幅に増加し、米労働市場の底堅さが意識された。一方、米6月消費者信頼感指数は91.2と前月改定値から小幅に改善したものの、市場予想を下回り、消費者心理の回復には慎重な見方も残った。ドル円は東京市場で161.91円から162.41円のレンジで推移し、17:00時点では162.20円台半ばとなった。足元では162.00の節目を上回っているが、162.50付近では円安進行に対する警戒感も意識されやすい。下側では162.00から161.50付近が支持帯として機能するかが焦点となりそうだ。本日は米6月ADP雇用統計、米6月ISM製造業景況指数、ウォーシュFRB議長発言が予定されており、米ドル高と円安基調が続くか見極めたい。
欧州通貨は、ドイツ6月インフレ率が前年同月比2.4%と前月の2.7%から鈍化し、フランスのインフレ率も2.0%へ低下したことで、ユーロ圏の物価上昇圧力が和らぐとの見方が意識された。一方、米ドル高の流れが重しとなり、ユーロドルは1.13ドル台後半で上値の重い推移となった。ユーロドルは東京市場で1.1383から1.1423のレンジで推移し、17:00時点では1.1390台後半となった。上側では1.1420から1.1450付近、下側では1.1380から1.1350付近が意識されやすく、1.1400付近を回復できるかが目先の焦点となりそうだ。本日はユーロ圏6月消費者物価指数(HICP、速報値)やラガルドECB総裁の発言が予定されており、ユーロの戻りが続くか確認したい。
本日の指標は、15:30のスイス5月実質小売売上高、16:50のフランス6月製造業PMI改定値、16:55のドイツ6月製造業PMI改定値、17:00のユーロ圏6月製造業PMI改定値、17:30の英国6月製造業PMI改定値、18:00のユーロ圏6月消費者物価指数(HICP、速報値)とコアHICP、18:30の米国6月チャレンジャー人員削減数、21:15の米国6月ADP雇用統計、22:00のウォーシュFRB議長発言、ラガルドECB総裁発言、ベイリーBOE総裁発言、22:45の米国6月製造業PMI改定値、23:00の米国6月ISM製造業景況指数と5月建設支出が中心となる。特に欧州時間はユーロ圏HICP、NY時間は米ADP雇用統計とISM製造業景況指数が材料となりやすく、米ドル、円、ユーロ、ポンドの方向感を丁寧に見極めたい。
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