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米ADP・ISM控えドル円162円台を見極める展開か

相場レポート

米ADP・ISM控えドル円162円台を見極める展開か

本日のポイント
  1. 米国6月ADP雇用統計・ISM製造業景況指数
  2. ユーロ圏6月消費者物価指数(HICP、速報値)

前日の米国通貨は、米5月JOLTS求人件数が759.4万件と前月から小幅に増加し、米労働市場の底堅さが意識された。一方、米6月消費者信頼感指数は91.2と前月改定値から小幅に改善したものの、市場予想を下回り、消費者心理の回復には慎重な見方も残った。ドル円は東京市場で161.91円から162.41円のレンジで推移し、17:00時点では162.20円台半ばとなった。足元では162.00の節目を上回っているが、162.50付近では円安進行に対する警戒感も意識されやすい。下側では162.00から161.50付近が支持帯として機能するかが焦点となりそうだ。本日は米6月ADP雇用統計、米6月ISM製造業景況指数、ウォーシュFRB議長発言が予定されており、米ドル高と円安基調が続くか見極めたい。

欧州通貨は、ドイツ6月インフレ率が前年同月比2.4%と前月の2.7%から鈍化し、フランスのインフレ率も2.0%へ低下したことで、ユーロ圏の物価上昇圧力が和らぐとの見方が意識された。一方、米ドル高の流れが重しとなり、ユーロドルは1.13ドル台後半で上値の重い推移となった。ユーロドルは東京市場で1.1383から1.1423のレンジで推移し、17:00時点では1.1390台後半となった。上側では1.1420から1.1450付近、下側では1.1380から1.1350付近が意識されやすく、1.1400付近を回復できるかが目先の焦点となりそうだ。本日はユーロ圏6月消費者物価指数(HICP、速報値)やラガルドECB総裁の発言が予定されており、ユーロの戻りが続くか確認したい。

本日の指標は、15:30のスイス5月実質小売売上高、16:50のフランス6月製造業PMI改定値、16:55のドイツ6月製造業PMI改定値、17:00のユーロ圏6月製造業PMI改定値、17:30の英国6月製造業PMI改定値、18:00のユーロ圏6月消費者物価指数(HICP、速報値)とコアHICP、18:30の米国6月チャレンジャー人員削減数、21:15の米国6月ADP雇用統計、22:00のウォーシュFRB議長発言、ラガルドECB総裁発言、ベイリーBOE総裁発言、22:45の米国6月製造業PMI改定値、23:00の米国6月ISM製造業景況指数と5月建設支出が中心となる。特に欧州時間はユーロ圏HICP、NY時間は米ADP雇用統計とISM製造業景況指数が材料となりやすく、米ドル、円、ユーロ、ポンドの方向感を丁寧に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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