米雇用統計を控えドル円162円台の攻防を見極める展開
2026.07.02
- 米国6月雇用統計
- ユーロ圏5月失業率
前日の米国通貨は、米6月ADP雇用統計が9.8万人増と前月の12.2万人増から伸びが鈍化し、米雇用の勢いにやや慎重な見方が意識された。一方、米6月ISM製造業景況指数は53.3と前月の54.0から低下したものの、景気拡大・縮小の分かれ目となる50を上回り、米製造業の拡大基調は維持された。ドル円は東京市場で162.54円から162.84円のレンジで推移し、17:00時点では162.60円台後半となった。足元では162.50付近を維持できるかが焦点で、上側では163.00付近、下側では162.00から161.50付近が意識されやすい。本日は米6月雇用統計が予定されており、非農業部門雇用者数や失業率、平均時給を受けて、米ドル高と円安基調が続くか見極めたい。
欧州通貨は、ユーロ圏6月消費者物価指数(HICP、速報値)が前年同月比2.8%と前月の3.2%から鈍化し、市場予想も下回ったことで、欧州中央銀行(ECB)の追加利上げを急ぐ必要性はやや後退したとの見方が意識された。コアHICPも2.4%と前月の2.6%から低下し、インフレ圧力の緩和が確認された。一方、米ドルが高値圏で推移したことが重しとなり、ユーロドルは東京市場で1.1394から1.1419のレンジで推移し、17:00時点では1.1400付近となった。上側では1.1420から1.1450付近、下側では1.1380から1.1350付近が意識されやすく、1.1400近辺を維持できるかが目先の焦点となりそうだ。本日はユーロ圏5月失業率が予定されており、雇用環境を受けたユーロの反応を確認したい。
本日の指標は、15:30のスイス6月消費者物価指数(CPI)、18:00のユーロ圏5月失業率、21:30の米国6月非農業部門雇用者数変化、6月失業率、6月平均時給、前週分新規失業保険申請件数、前週分失業保険継続受給者数、23:00の米国5月製造業新規受注が中心となる。特にNY時間は米雇用統計と失業保険関連指標が重なるため、米ドル、円、ユーロの方向感が明確になるか丁寧に見極めたい。
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