最強通貨となったスイスフランの上伸性に注目か

2024.06.07
- 米・雇用統計
- メキシコ・消費者物価指数
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは75.7ドルまで上昇。天然ガスも同様に上昇となり、2.8ドル付近での推移となった。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇し、唯一下落したパラジウムは前日から1.4%下落し、931ドル台まで値を下げている。
為替市場は、スイスフランが米国時間で最強通貨となった。フラン円は174.402から175.363まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。4時間足では10MAより上位に位置しており、日足ではボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが確認されている。このまま欧州時間でも価格を伸ばしていくのか、スイスフランの方向性に注目したい。
本日の指標は、8:30に日・全世帯家計調査、12:30にタイ・消費者物価指数、13:30に印・中銀政策金利、14:00に日・景気動向指数、15:00に独・鉱工業生産、独・貿易収支、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、18:00に欧・実質GDP、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:30に米・雇用統計、加・雇用統計、加・設備稼働率、23:00に米・卸売在庫、23:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、25:00に米・クックFRB理事の発言が予定されている。最強通貨となったスイスフランの上伸性に注目したい。
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