今月高値を更新し続けているユーロ円の上伸性に注意か

2024.05.27
- 日・景気動向指数
- トルコ・製造業信頼感指数
先週末の米国通貨は、24日金曜日に発表された米・4月耐久財受注が前月の2.6%から0.7%に低下したことで、米ドルが米国時間で最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0805から1.0857まで上昇。時間足20MA下位から上位へと躍り出た。4時間足では高値更新こそできていないものの20MAにしっかりと乗せているため、欧州時間での米ドルの軟化が見られるのか注視したい。
欧州通貨は、先週末に発表された独・第1四半期GDP(速報値)が前年比で前月のマイナス0.2%と変わらなかったことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は169.603から170.495まで上昇。時間足75MAからの反発が入った。4時間足では20MAに沿っての緩やかな上昇が継続しているため、米国時間で更なる高値更新が見られるのか注目したい。
9:05に日・日銀植田総裁の発言、11:05に日・内田日銀副総裁の発言、14:00に日・景気動向指数、15:00にノルウェー・労働力調査、16:00にトルコ・設備稼働率、トルコ・製造業信頼感指数、17:00に独・IFO景況感指数、フィリピン・失業率、17:30に香港・輸出入、22:00にイスラエル・基準金利、24:30に米・3ヶ月債入札がある予定だ。今月高値を更新し続けているユーロ円の上伸性に注意したい。
過去の相場レポート
2025.07.18
上値が重くなったスイスフランの回復余地を静観か
2025.07.17
反発上昇が見られたポンド米ドルの持続性を注視か
2025.07.16
弱含んだユーロの回復余地を注視か
2025.07.15
続落したポンド米ドルの回復余地に注目か
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か
2025.07.09
対米ドルで反発したユーロの勢いが継続するのか方向性に注意か
2025.07.08
連休明けに強含んだ米ドルの上値余地に要警戒か
2025.07.07
対豪ドルで上昇したユーロの上伸性に注目か