最弱通貨となった米ドルが要人発言により変化するのか注視か

2024.05.28
- 加・原材料価格
- 英・CBI小売売上高
前日の米国通貨は、米ドルが最弱通貨となった。米ドル円は他のクロス円が上昇する中で静かな値動きとなり、156.659から156.975の間で小動きをした。時間足では75MAを挟んでの交錯となり、4時間足では20MA直下からの値崩れが見られている。一方、日足では10MAより上位での推移が継続している。米国時間で米ドルの失速が見られるのか、注視したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・5月IFO景況感指数が前月の89.4から89.3に上昇したことで、ユーロが対米ドルで小幅に上昇した。ユーロ米ドルは1.0839から1.0867まで上昇。時間足75MAに下値をサポートされながら価格を押し上げた。4時間足では20MAに支えられつつ順当に上昇しており、日足では200SMAが下値支持線となっているため、月末にかけての値動きに注目したい。
本日の指標は、8:50に日・企業向けサービス価格指数、10:30に豪・小売売上高、15:00にノルウェー・小売売上高、15:00にスウェーデン・貿易収支、19:00に仏・失業率、英・CBI小売売上高、21:30に加・原材料価格、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・2年債入札、英・ハスケルMPC委員の発言、26:05に米・クックFRB理事の発言がある予定だ。最弱通貨となった米ドルが要人発言により変化するのか、慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2025.10.17
対米ドルで上昇したポンドが伸びていくのか欧州時間での方向性を注視か
2025.10.16
最強となったポンドの勢力が維持されるのか欧州時間での値動きを注視か
2025.10.15
対円で上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.10.14
ベイリーBOE総裁の発言内容でポンドが明確な方向性を示すのか注視か
2025.10.13
加・失業率変わらずも対円で下落した加ドルの下値余地に注目か
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か
2025.10.07
日本に次いで弱含んだユーロの下値余地に警戒か
2025.10.06
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか方向性に注目か