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最弱通貨となった米ドルが要人発言により変化するのか注視か

相場レポート

最弱通貨となった米ドルが要人発言により変化するのか注視か

最弱通貨となった米ドルが要人発言により変化するのか注視か
本日のポイント
  1. 加・原材料価格
  2. 英・CBI小売売上高

前日の米国通貨は、米ドルが最弱通貨となった。米ドル円は他のクロス円が上昇する中で静かな値動きとなり、156.659から156.975の間で小動きをした。時間足では75MAを挟んでの交錯となり、4時間足では20MA直下からの値崩れが見られている。一方、日足では10MAより上位での推移が継続している。米国時間で米ドルの失速が見られるのか、注視したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・5月IFO景況感指数が前月の89.4から89.3に上昇したことで、ユーロが対米ドルで小幅に上昇した。ユーロ米ドルは1.0839から1.0867まで上昇。時間足75MAに下値をサポートされながら価格を押し上げた。4時間足では20MAに支えられつつ順当に上昇しており、日足では200SMAが下値支持線となっているため、月末にかけての値動きに注目したい。

本日の指標は、8:50に日・企業向けサービス価格指数、10:30に豪・小売売上高、15:00にノルウェー・小売売上高、15:00にスウェーデン・貿易収支、19:00に仏・失業率、英・CBI小売売上高、21:30に加・原材料価格、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・2年債入札、英・ハスケルMPC委員の発言、26:05に米・クックFRB理事の発言がある予定だ。最弱通貨となった米ドルが要人発言により変化するのか、慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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