加CPI低下で下落した加ドルの回復力を注視か
2024.05.22
- 米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言
- 米・MBA住宅ローン申請指数
前日の米国通貨は、加・4月消費者物価指数(CPI)が発表され、前年比で前月の2.9%から2.7%に0.2ポイント低下したことで、指標発表直後に加ドルが対円で下落した。加ドル円は114.829から114.150まで下落。時間足200SMA直下まで値を下げた。4時間足では一時的に20MAを下抜ける展開となり、日足では10MAにサポートされているため、米国時間での回復力に注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・4月生産者物価指数(PPI)が前年比で前月のマイナス2.9%からマイナス3.3%に悪化したことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は169.939から169.218まで下落。時間足75MAを下抜けた。一方で4時間足では20MAが下値サポートとなり、日足では調整を挟みつつ上値を切り上げているため、欧州時間での回復性を注視したい。
本日は、8:50に日・貿易収支、11:00にNZ・RBNZ政策金利と声明発表、15:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売売上高、17:00に南ア・消費者物価指数、17:05に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:45に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、22:40に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・20年債入札、27:00に米・FOMC議事録公表がある予定だ。加CPI低下で下落した加ドルの回復力を慎重に見極めたい。
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