失業率が変わらず上昇しているユーロの上値余地に注目か
2024.05.06
- 仏・サービス業PMI
- 欧・生産者物価指数
先週末の米国通貨は、3日に発表された米4月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が前月の30.3万人から17.5万人に大きく減少し、失業率が3.8%から3.9%に0.1ポイント悪化したことで、米ドルが対円で弱含んだ。米ドル円は153.748から151.890まで下落。時間足20MAに沿っての下降となった。4時間足では200SMAを下抜けているため、欧州時間で継続した下落が見られるのか注意したい。
欧州通貨は、同じく3日に発表された欧3月雇用統計にて、ユーロ圏の失業率が6.5%と変わらなかったことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0718から1.0812まで上昇。時間足200EMAからの上昇が見られた。4時間足では200SMAを実態足で上抜けており、日足ではRSIが53付近での上昇となっているため、このままユーロが上伸するのか注目したい。
本日は、10:45に中・財新サービス業PMI、13:00にインドネシア・実質GDP、14:00に印・サービス業PMI、16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、20:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:25にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、25:50に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。失業率が変わらず上昇しているユーロの上値余地を慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2024.05.17
対円で上昇したポンドの上値余地を静観か
2024.05.16
米CPI低下で下落した米ドルの下値余地に警戒か
2024.05.15
独・ZEW景況感指数が好調にて上昇したユーロの上伸性を注視か
2024.05.14
明日の米CPIを前に米ドルの値動きに変化が生じるのか米ドルに注目か
2024.05.13
対米ドルで軟化したポンドの下値余地に警戒か
2024.05.10
上値が重くなったポンドの動向を注視か
2024.05.09
最強通貨となったスイスフランが上伸するのか注目か
2024.05.08
底堅い加ドルの上値余地に要注目か
2024.05.07
上昇しているフラン円が上値を伸ばすのか静観か
2024.05.06
失業率が変わらず上昇しているユーロの上値余地に注目か