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失業率が変わらず上昇しているユーロの上値余地に注目か

相場レポート

失業率が変わらず上昇しているユーロの上値余地に注目か

失業率が変わらず上昇しているユーロの上値余地に注目か
本日のポイント
  1. 仏・サービス業PMI
  2. 欧・生産者物価指数

先週末の米国通貨は、3日に発表された米4月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が前月の30.3万人から17.5万人に大きく減少し、失業率が3.8%から3.9%に0.1ポイント悪化したことで、米ドルが対円で弱含んだ。米ドル円は153.748から151.890まで下落。時間足20MAに沿っての下降となった。4時間足では200SMAを下抜けているため、欧州時間で継続した下落が見られるのか注意したい。

欧州通貨は、同じく3日に発表された欧3月雇用統計にて、ユーロ圏の失業率が6.5%と変わらなかったことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0718から1.0812まで上昇。時間足200EMAからの上昇が見られた。4時間足では200SMAを実態足で上抜けており、日足ではRSIが53付近での上昇となっているため、このままユーロが上伸するのか注目したい。

本日は、10:45に中・財新サービス業PMI、13:00にインドネシア・実質GDP、14:00に印・サービス業PMI、16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、20:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:25にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、25:50に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。失業率が変わらず上昇しているユーロの上値余地を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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