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米国時間でのクロス円の反発力に要注意か

相場レポート

米国時間でのクロス円の反発力に要注意か

米国時間でのクロス円の反発力に要注意か
本日のポイント
  1. 欧・消費者物価指数(HICP)
  2. 米・住宅価格指数

前日の米国通貨は、加ドルが対円で急騰後に反落した。加ドル円は115.319から117.324まで上昇後、約4円急落。113.157まで下落した。時間足200SMA直下で下げ止まり、本日のアジア時間では114.675付近で推移している。4時間足では20MA直下に位置しており、日足では依然10MAより上位で推移している。このまま反発が継続し、加ドルが対円で上伸していくのか、方向性に警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・4月消費者物価指数の速報値が、前年比で前月の2.2%と変わらず、調和消費物価指数(HICP)が前年比で前月の2.3%から2.4%に0.1ポイント上昇したことで、ユーロが対米ドルで往って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0682から1.0733の間でもみ合い推移となり、時間足20MAを挟んでの値動きに終始した。4時間足では200EMAが上値レジストとなっており、日足では20MA直下で方向感を模索している。

本日は、8:00に韓・鉱工業生産、8:30に日・雇用統計、8:50に日・鉱工業生産、10:00にNZ・ANZ企業信頼感、10:30に中・製造業/サービス業PMI、10:30に豪・小売売上高、16:00にスイス・KOF先行指数、16:55に独・雇用統計、18:00に欧・消費者物価指数、21:00にブラジル・雇用統計、21:30に加・実質GDP、22:00に米・住宅価格指数、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・消費者信頼感指数がある予定だ。米国時間でのクロス円の反発力に十分注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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