米FOMCを前に最強通過となった米ドルの方向性に注意か

2024.05.01
- NZ・雇用統計
- 米・FOMC政策金利と声明発表
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは81.2ドルまで約1.5%下落。天然ガスに至っては4.5%下落し、1.95ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日から2.6%値を下げ26.3ドル台で推移している。
為替市場は、本日の米FOMCを前に、米ドルが米国時間で最強通貨となった。米ドル円は156.062から157.801まで反発。一昨日の急落値幅の半値付近まで回復した。時間足では20MAより上位で推移しており、4時間足では10MAより上位での反発局面となっている。一方で日足ではRSIが70を超過しているため、欧州時間での下落に注意したい。
本日の指標は、7:45にNZ・雇用統計、9:00に韓・貿易収支、10:00 にNZ・オアRBNZ総裁の記者会見、17:30に英・製造業PMI、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP雇用者数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・建設支出、米・JOLTS求人件数、米・ISM製造業景気指数、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見、29:15に加・マックレムBOC総裁の発言が予定されている。米FOMCを前に最強通過となった米ドルの方向性に十分警戒したい。
過去の相場レポート
2025.04.21
欧米の連休明けとなる中で通貨強弱が変化するのか方向性を静観か
2025.04.18
軟化している米ドルの休場中の値動きに要警戒か
2025.04.17
ECB政策金利発表でのユーロの値動きを静観か
2025.04.16
上昇した米ドルが要人発言にて変化するのか静観か
2025.04.15
上昇したポンドの上伸性を注視か
2025.04.14
年初来高値を更新したユーロ米ドルの上値追いに注目
2025.04.11
再び見られた円高傾向が継続するのか米国時間での値動きを注視か
2025.04.10
米トランプ大統領の関税停止発言により上昇した米ドルの上値余地に注意か
2025.04.09
連続上昇したユーロ豪ドルの調整の値動きを注視か
2025.04.08
最弱となったポンドの反発余力に注目か