加・CPI上昇にて下値が堅い加ドル円の方向性を注視か
2024.04.17
- 米・MBA住宅ローン申請指数
- 加・国際証券取扱高
前日の米国通貨は、昨日発表された加・3月CPIが前年比で前月の2.8%から2.9%に0.1ポイント上昇したにも関わらず、加ドルが対円で小幅に下落した。加ドル円は112.255から瞬間的に111.285まで下落。時間足200SMAを下抜けた。4時間足では200EMAタッチで下げ止まり、日足では辛うじて20MA上位を維持しているため、米国時間での加ドルの反発性に注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・4月ZEW景況感指数が、前月の31.7から42.9に大幅改善となり、欧州のZEW景況感指数も同様に回復したことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は163.667から164.675まで上昇。時間足20MA下位から上位に躍り出た。4時間足では上値を切り下げている状況から変わっていない一方、日足では75MAが下値支持線となっているため、欧州時間での値動きに注目したい。
本日は、7:45にNZ・消費者物価指数、8:50に日・貿易収支、9:30に豪・Wastpac先行指数、15:00に英・消費者物価指数、英・小売売上高、英・生産者物価指数、18:00に欧・消費者物価指数、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、21:05に英・グリーンMPC委員の発言、21:30に加・国際証券取扱高、23:30に米・週間原油在庫、25:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、26:00に米・20年債入札、27:00に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。加・CPI上昇にて下値が堅い加ドル円の方向性を慎重に見極めたい。
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