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要人発言による米ドルの乱高下に要警戒か

相場レポート

要人発言による米ドルの乱高下に要警戒か

要人発言による米ドルの乱高下に要警戒か
本日のポイント
  1. 独・ZEW景況感指数
  2. 欧・貿易収支

前日の米国通貨は、昨日発表された米・3月小売売上高が前月の0.6%から0.7%に上昇し、自動車を除くコア指数は0.3%から1.1%となったことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は152.949から154.446まで上昇。4時間足10MAに沿っての上昇が見られた。日足ではRSIが70を超過し78となっているため、米国時間での要人発言による乱高下に警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・2月鉱工業生産が前年比で前月のマイナス6.7%からマイナス6.4%に縮小したことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は162.680から164.440まで上昇。時間足20MAを上抜けての上昇となった。4時間足では一時的に200SMAを下抜けていたが上抜け回復しているため、欧州時間での上伸性に注目したい。

本日は、10:30に中・新築住宅販売価格、11:00に中・小売売上高、中・鉱工業生産、13:00にインドネシア・貿易収支、15:00に独・卸売物価指数、英・雇用統計、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・貿易収支、19:00にイスラエル・実質GDP、21:30に加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、22:15に米・鉱工業生産、23:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、25:30に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、26:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、26:15に米・パウエルFRB議長の発言がある予定だ。要人発言による米ドルの乱高下に十分注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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