ECB明けに弱含んだユーロの回復余地を注視か
2024.04.15
- スイス・生産者輸入価格
- 欧・鉱工業生産
先週末の米国通貨は、12日に発表された米・4月ミシガン大消費者信頼感指数が、前月の79.4から77.9に低下したにも関わらず、米ドルが対ユーロで強含んだ。ユーロ米ドルは1.0728から1.0622まで下落。時間足ボリンジャーバンド-2σまで下落した。4時間足ではRSIが売られすぎサインの30を超過し20まで低下しており、日足でも同様にRSIに売られすぎサインが出現している。
欧州通貨は、先週末に発表された独・3月消費者物価指数の確報値が前年比で前月の2.2%と変わらなかったことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は164.395から162.273まで下落。時間足ボリンジャーバンド-3σにタッチした。4時間足でも同様にボリンジャーバンド-3σまで下落しており、日足では20MA上位から下位まで価格変動が見られている。
本日の指標は、8:50に日・機械受注、15:30にスイス・生産者輸入価格、印・卸売価格、16:00にトルコ・雇用統計、18:00に欧・鉱工業生産、19:00にイスラエル・雇用統計、20:15に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・製造業売上高、米・NY連銀製造業景気指数、米・小売売上高、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数がある予定だ。ECB明けに弱含んだユーロの回復余地を慎重に見守りたい。
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