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ECB明けに弱含んだユーロの回復余地を注視か

相場レポート

ECB明けに弱含んだユーロの回復余地を注視か

ECB明けに弱含んだユーロの回復余地を注視か
本日のポイント
  1. スイス・生産者輸入価格
  2. 欧・鉱工業生産

先週末の米国通貨は、12日に発表された米・4月ミシガン大消費者信頼感指数が、前月の79.4から77.9に低下したにも関わらず、米ドルが対ユーロで強含んだ。ユーロ米ドルは1.0728から1.0622まで下落。時間足ボリンジャーバンド-2σまで下落した。4時間足ではRSIが売られすぎサインの30を超過し20まで低下しており、日足でも同様にRSIに売られすぎサインが出現している。

欧州通貨は、先週末に発表された独・3月消費者物価指数の確報値が前年比で前月の2.2%と変わらなかったことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は164.395から162.273まで下落。時間足ボリンジャーバンド-3σにタッチした。4時間足でも同様にボリンジャーバンド-3σまで下落しており、日足では20MA上位から下位まで価格変動が見られている。

本日の指標は、8:50に日・機械受注、15:30にスイス・生産者輸入価格、印・卸売価格、16:00にトルコ・雇用統計、18:00に欧・鉱工業生産、19:00にイスラエル・雇用統計、20:15に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・製造業売上高、米・NY連銀製造業景気指数、米・小売売上高、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数がある予定だ。ECB明けに弱含んだユーロの回復余地を慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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