ECB政策金利据え置きで下落したユーロの下値余地に注意か

2024.04.12
- 独・消費者物価指数
- 米・輸出入物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が前回の22.1万件から21.1万件に微減したことで、米ドルが米国時間で上昇した。ユーロ米ドルは1.0756から1.699まで下落。時間足20MAに上値を抑えられる形での下落となった。4時間足では、ユーロ米ドルはボリンジャーバンド-2σ上まで価格が落ちており、日足でも同様の形状となっている。
欧州通貨は、昨日発表された欧・ECB政策金利発表にて、政策金利が前回の4.50%から据え置かれたことで、ユーロが指標発表後から最弱通貨となった。ユーロ円は米ドル円の値動きに反して下落。164.695から163.934まで値が落ちた。4時間足では75MAに下値を支持されつつ上値を切り下げているため、欧州時間でのリカバリーが見られるのか注視したい。
本日は、8:00に韓・雇用統計、9:00にシンガポール・実質GDP、13:30に日・鉱工業生産、15:00にスウェーデン・消費者物価指数、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、21:00に印・鉱工業生産、21:30に米・輸出入物価指数、22:00に加・中古住宅販売件数、米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、27:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言がある予定だ。ECB政策金利据え置きで下落したユーロの下値余地を慎重に注視したい。
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