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ECB政策金利据え置きで下落したユーロの下値余地に注意か

相場レポート

ECB政策金利据え置きで下落したユーロの下値余地に注意か

ECB政策金利据え置きで下落したユーロの下値余地に注意か
本日のポイント
  1. 独・消費者物価指数
  2. 米・輸出入物価指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が前回の22.1万件から21.1万件に微減したことで、米ドルが米国時間で上昇した。ユーロ米ドルは1.0756から1.699まで下落。時間足20MAに上値を抑えられる形での下落となった。4時間足では、ユーロ米ドルはボリンジャーバンド-2σ上まで価格が落ちており、日足でも同様の形状となっている。

欧州通貨は、昨日発表された欧・ECB政策金利発表にて、政策金利が前回の4.50%から据え置かれたことで、ユーロが指標発表後から最弱通貨となった。ユーロ円は米ドル円の値動きに反して下落。164.695から163.934まで値が落ちた。4時間足では75MAに下値を支持されつつ上値を切り下げているため、欧州時間でのリカバリーが見られるのか注視したい。

本日は、8:00に韓・雇用統計、9:00にシンガポール・実質GDP、13:30に日・鉱工業生産、15:00にスウェーデン・消費者物価指数、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、21:00に印・鉱工業生産、21:30に米・輸出入物価指数、22:00に加・中古住宅販売件数、米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、27:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言がある予定だ。ECB政策金利据え置きで下落したユーロの下値余地を慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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