ECB政策金利を前に弱含んでいるユーロの回復力が見られるか
2024.04.11
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- 日・マネーストック
前日の米国通貨は、米3月CPIが市場予想に反して上昇したことにより米債利回りも上向いたことで、米ドルが米国時間で最強通貨となった。ユーロ米ドルは1.0866から1.0728まで130pipsほど下落。4時間足のボリンジャーバンド-3σを突破した。日足では直近安値に並ぶほどの下落となっているため、反発が入るのか下抜けるのか、慎重に見極めたい。
欧州通貨は、本日の欧・ECB政策金利発表を控え、ユーロが対円で下落している。上昇した米ドル円とは対照的な値動きとなり、164.980から163.904まで下落した。4時間足・日足ともに上値を切り下げている。なお本日のECBでは政策金利が4.50%の据え置き予想となっているが、ECBに向けてさらに弱含んでいくのか注視したい。
本日は、8:50に日・マネーストック、10:00にフィリピン・貿易収支、10:30に中・生産者物価指数、中・消費者物価指数、21:00にメキシコ・鉱工業生産、ブラジル・小売売上高、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:00に米・30年債入札がある予定だ。ECB政策金利を前に弱含んでいるユーロの回復力が見られるのか、慎重に判断したい。
過去の相場レポート
2025.11.14
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか要警戒か
2025.11.13
対円で上昇した米ドルの上値余地に警戒か
2025.11.12
対米ドルで続伸したユーロの上値余地に注意か
2025.11.11
対円で上昇した加ドルの上値余地に警戒か
2025.11.10
対米ドルで上昇したスイスフランの上値余地を静観か
2025.11.07
対円で下落した加ドルが雇用統計にて反発するのか注視か
2025.11.06
対ポンドで下落したユーロの回復余地を静観か
2025.11.05
対米ドルで下落したポンドの下値余地を注視か
2025.11.04
最弱となったスイスフランが下値を掘り下げるのか値動きに注目か
2025.11.03
対円で往って来いとなったポンドの方向性に注意か
