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パウエルFRB議長の発言にて乱高下した米ドルの方向性に注目か

相場レポート

パウエルFRB議長の発言にて乱高下した米ドルの方向性に注目か

パウエルFRB議長の発言にて乱高下した米ドルの方向性に注目か
本日のポイント
  1. 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言
  2. 米・週間天然ガス貯蔵量

前日の米国通貨は、昨日パウエルFRB議長が「直近のインフレデータが一時j的なものなのかは慎重に判断する必要がある」とし、利下げ時期の明言を避ける形となったことで、米ドルが対円で乱高下した。米ドル円は151.445から151.953の間で推移。米国時間終盤で反落した。本日のアジア時間でも上値が重くなっているため、欧州時間での値動きを慎重に見極めたい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・2月雇用統計にて失業率が前月の6.4%から6.5%に0.1ポイント悪化したにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は163.069から164.367まで上昇。本日のアジア時間でも上方向を目指す値動きとなっており、164.525まで値が伸びている。このままユーロ円が直近高値の165円まで上伸していくのか見守りたい。

本日は、15:30にスイス・消費者物価指数、16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、17:30に英・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、21:30に加・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、23:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:15に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、27:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言がある予定だ。パウエルFRB議長の発言にて乱高下した米ドルの方向性をじっくりと見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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