反発上昇しているユーロの上値余地に注目か

2024.04.03
- 欧・消費者物価指数
- トルコ・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・2月耐久財受注が前月の1.4%から1.3%に0.1ポイント低下したことで、米ドルが対ユーロで弱含んだ。ユーロ米ドルは1.0724から1.0778まで上昇。6日ぶりに日足陽線となった。4時間足ではユーロ米ドルは20MA直下からの上昇を試す局面にいるため、欧州時間での米ドルの失速が見られるのか注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・3月消費者物価指数(CPI)の速報値が前年比で前月の2.5%から2.2%に低下したにも関わらず、ユーロが対円で強含んだ。ユーロ円は162.623から163.377まで上昇。4時間足200SMAが下値支持線となり機能した。日足では20MAからの反発となっているため、米国時間にかけてユーロが上伸するのか注目したい。
本日の指標は、10:45に中・財新サービス業PMI、15:45に仏・財政収支、16:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、18:00に欧・消費者物価指数、欧・失業率、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP全米雇用者数、21:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、22:45に米・サービス業PMI、米・ボウマンFRB理事の発言、23:00に米・ISM非製造業景況指数、23:30に米・週間原油在庫、25:00に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、25:10に米・パウエルFRB議長の発言がある予定だ。反発上昇しているユーロの上値余地を慎重に見守りたい。
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