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反発上昇しているユーロの上値余地に注目か

相場レポート

反発上昇しているユーロの上値余地に注目か

反発上昇しているユーロの上値余地に注目か
本日のポイント
  1. 欧・消費者物価指数
  2. トルコ・消費者物価指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・2月耐久財受注が前月の1.4%から1.3%に0.1ポイント低下したことで、米ドルが対ユーロで弱含んだ。ユーロ米ドルは1.0724から1.0778まで上昇。6日ぶりに日足陽線となった。4時間足ではユーロ米ドルは20MA直下からの上昇を試す局面にいるため、欧州時間での米ドルの失速が見られるのか注意したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・3月消費者物価指数(CPI)の速報値が前年比で前月の2.5%から2.2%に低下したにも関わらず、ユーロが対円で強含んだ。ユーロ円は162.623から163.377まで上昇。4時間足200SMAが下値支持線となり機能した。日足では20MAからの反発となっているため、米国時間にかけてユーロが上伸するのか注目したい。

本日の指標は、10:45に中・財新サービス業PMI、15:45に仏・財政収支、16:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、18:00に欧・消費者物価指数、欧・失業率、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP全米雇用者数、21:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、22:45に米・サービス業PMI、米・ボウマンFRB理事の発言、23:00に米・ISM非製造業景況指数、23:30に米・週間原油在庫、25:00に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、25:10に米・パウエルFRB議長の発言がある予定だ。反発上昇しているユーロの上値余地を慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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