上値が重いユーロの下値余地に要注意か

2024.04.01
- 米・PMI購買担当者景気指数
- イスラエル・製造業生産
先週末の米国通貨は、米国市場がイースター絡みの休場により閑散となり、加ドルが対円で往って来いとなった。加ドル円は111.582から111.900の間で推移し、時間足200SMAに下値をサポートされる形で終了した。なお本日のアジア時間では111.980まで上昇しており、4時間足ボリンジャーバンド+2σまで値が伸びている。このまま加ドルが対円で強含んでいくのか注視したい。
欧州通貨は、3月29日に発表された仏・2月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月のマイナス5.1%からマイナス5.5%に悪化したことで、ユーロが対ポンドで小幅に低下した。ユーロポンドは0.8554から0.8522まで下落。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間足では、ユーロポンドはボリンジャーバンド⁻2σに沿っての下落が継続しており、日足では中心線より下位での推移となっている。
本日の指標は、8:50に日・第一四半期日銀短観、9:30にインドネシア・製造業PMI、10:45に中・財新製造業PMI、13:00にインドネシア・消費者物価指数、16:00にトルコ・製造業PMI、19:00にイスラエル・製造業生産、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数、翌7:10に豪・ケントRBA総裁補佐の発言、7:50に米・クックFRB理事の発言がある予定だ。上値が重いユーロの下値余地をじっくりと観察したい。
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