ドルの戻り見極め、米雇用指標に注目か
2026.05.07
- 英国4月建設業購買担当者景気指数(PMI)
- 米国前週分新規失業保険申請件数
前日の米国通貨は、米4月ADP雇用統計が10.9万人増と前月から伸びを強めたものの、米国とイランの停戦期待を背景にリスク選好が強まり、米ドルは主要通貨に対して軟調に推移した。ドル円は一時157.80付近から155.00近辺まで急落し、その後は156円台前半で推移しており、日本当局による為替介入観測も引き続き意識されている。足元では157.00近辺が戻りの目安となり、下側では155.00付近が下値支持として機能するかが焦点となりそうだ。本日の米新規失業保険申請件数を受けて、米ドルが下げ止まりを見せるか見極めたい。
欧州通貨は、英国4月サービス業購買担当者景気指数(PMI、改定値)が52.7と3月の50.5から上昇し、ポンドが対ドルで底堅く推移した。一方、燃料費や人件費の上昇を背景に企業のコスト圧力が強まっており、英中銀の政策判断に対する警戒も残る。ポンドドルは1.3600近辺まで上昇した後、上値の重さも意識されやすい水準にある。上側では1.3600から1.3620近辺、下側では1.3500台半ばが意識されやすく、本日の英国建設業PMIを受けてポンドの底堅さが続くか注目したい。
本日の指標は、15:00のドイツ3月製造業新規受注、15:45のフランス3月貿易収支と経常収支、16:00のスイス4月失業率、17:30の英国4月建設業購買担当者景気指数(PMI)、18:00のユーロ圏3月小売売上高、21:30の米国前週分新規失業保険申請件数、1-3月期非農業部門労働生産性、1-3月期単位労働コスト、23:00の米国3月建設支出が中心となる。特に欧州時間は英国建設業PMIとユーロ圏小売売上高、NY時間は米雇用関連指標が材料となりやすく、ポンド、ユーロ、米ドルの反応を丁寧に見極めたい。
