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年度末最終日の通貨強弱性を静観か

相場レポート

年度末最終日の通貨強弱性を静観か

年度末最終日の通貨強弱性を静観か
本日のポイント
  1. 仏・消費者物価指数
  2. 米・卸売在庫

前日の米国通貨は、昨日発表された米・3月ミシガン大消費者信頼感指数が、前月の76.5から79.4に改善したことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0827から1.0774まで下落。時間足20MAに沿ってのダウントレンドが発生した。4時間足ではボリンジャーバンド-2σに沿ってのバンドウォークとなっているため、本日の要人発言にて強弱性に変化が生じるのか注意したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・3月雇用統計にて失業率が前月の5.9%と変わらずとなったにも関わらず、ユーロの上値が重くなった。ユーロ円は163.858から163.112まで下落。時間足RSIが50未満での低空飛行となった。日足では20MA直下に位置している一方、ボリンジャーバンドの中心線は上向いているため、月末最終日に変化が生じるのか注視したい。

本日の指標は、8:30に日・東京消費者物価指数、日・雇用統計、8:50に日・鉱工業生産、16:00にトルコ・経常収支、16:30にタイ・貿易収支、16:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、仏・消費支出、21:30に米・個人所得、米・卸売在庫、米・PCEデフレーターが、米・卸売在庫、24:15に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、24:30に米・パウエルFRB議長の発言がある予定だ。年度末最終日の通貨強弱性を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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