BOEを前に強含んでいるポンドの上値余地に注意か

2024.03.21
- スイス・SNB政策金利と声明発表
- 英・BOE政策金利と声明発表
前日の米国通貨は、FOMCにて政策金利が据え置きとなったことから、米ドルが米国時間で弱含んだ。ユーロ米ドルは1.0836から1.0922まで上昇。時間足200SMAを上抜けた。4時間足ではユーロ米ドルはボリンジャーバンド+3σにタッチしており、日足ではRSIが59でバッファを含んでいる。このままユーロが対米ドルで強含むのか、注視したい。
欧州通貨は、本日のBOE政策金利発表を控えたポンドが、対円で上昇している。下落している米ドル円と対照的に、ポンド円は191.738から193.527まで上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生した。なお本日のBOEでは5.25%の据え置き予想となっているため、このままポンドが対円で上昇していくのか、慎重に見極めたい。
本日は、9:30に豪・雇用統計、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、スイス・SNB政策金利と声明発表、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、欧・ECB月例報告、スイス・ジョーダンSNB総裁の記者会見、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:35に加・グラベルBOC副総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMIがある予定だ。BOEを前に強含んでいるポンドの上値余地を慎重に見守りたい。
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