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BOEを前に強含んでいるポンドの上値余地に注意か

相場レポート

BOEを前に強含んでいるポンドの上値余地に注意か

BOEを前に強含んでいるポンドの上値余地に注意か
本日のポイント
  1. スイス・SNB政策金利と声明発表
  2. 英・BOE政策金利と声明発表

前日の米国通貨は、FOMCにて政策金利が据え置きとなったことから、米ドルが米国時間で弱含んだ。ユーロ米ドルは1.0836から1.0922まで上昇。時間足200SMAを上抜けた。4時間足ではユーロ米ドルはボリンジャーバンド+3σにタッチしており、日足ではRSIが59でバッファを含んでいる。このままユーロが対米ドルで強含むのか、注視したい。

欧州通貨は、本日のBOE政策金利発表を控えたポンドが、対円で上昇している。下落している米ドル円と対照的に、ポンド円は191.738から193.527まで上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生した。なお本日のBOEでは5.25%の据え置き予想となっているため、このままポンドが対円で上昇していくのか、慎重に見極めたい。

本日は、9:30に豪・雇用統計、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、スイス・SNB政策金利と声明発表、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、欧・ECB月例報告、スイス・ジョーダンSNB総裁の記者会見、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:35に加・グラベルBOC副総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMIがある予定だ。BOEを前に強含んでいるポンドの上値余地を慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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