上昇が継続している加ドル円の今年高値更新可否に注目か

2024.03.20
- 米・FOMC政策金利と声明発表
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
前日の米国通貨は、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は110.028から111.327まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇トレンドが発生した。なお本日のアジア時間でも加ドル円の上昇は止まることなく、111.466まで上伸している。このまま加ドルが対円で強含んだ場合、今年高値の111.811を更新する可能性があるため、上値余地に注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・3月ZEW景況感指数が、前月の25.0から33.5に上昇したにも関わらず、ユーロが米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0876から1.0834まで下落。4時間足200SMAまで下落した。日足でも同様に200SMAラインまでの下落となったが、本日のアジア時間でも上値が限定されているため、欧州時間での継続した下落に警戒したい。
本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売売上高、独・生産者物価指数、トルコ・消費者信頼感指数、17:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、23:30に米・週間原油在庫、25:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。上昇が継続している加ドル円の今年高値更新可否に注目したい。
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