FOMC前に米ドルが強含むのか方向性を静観か

2024.03.19
- スイス・貿易収支
- 加・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・3月NAHB住宅市場指数が、前月の48から51に回復したことで、米ドルが対円で拮抗した。米ドル円は148.905から149.330の間でこう着状態となり、ボリンジャーバンドの中心線が上向きも下向きもしない状況が続いた。なお本日のアジア時間では150円台に入っているため、明日の米FOMCを前に米ドルが強含むのか、注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・2月消費者物価指数が、コア前年比で前月の3.1%と変わらなかったことから、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は161.952から162.674の間で推移。時間足RSIは50前後に留まった。本日のアジア時間ではユーロが強含み163円台まで上昇しているため、欧州時間での価格の持続性に注目したい。
本日は、12:30に豪・RBA政策金利と声明発表、13:30に日・鉱工業生産、豪・ブロックRBA総裁の発言、15:30に日・植田日銀総裁委の記者会見、16:00にスイス・貿易収支、19:00に独・ZEW景況感調査、欧・ZEW景況感調査、21:30に加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、26:00に米・20年債入札、29:00に米・対米証券投資、翌6:45にNZ・第4四半期経常収支がある予定だ。FOMC前に米ドルが強含むのか、慎重に注視したい。
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