米雇用統計悪化にて下落した米ドルが回復するのか警戒か

2024.03.11
- トルコ・雇用統計
- 日・マネーストック
先週末の米国通貨は、9日に発表された米・2月雇用統計にて、失業率が前月の3.7%から3.9%に0.2ポイント悪化したことで、指標発表直後に米ドルが最弱通貨となった。ポンド米ドルは1.2801から1.2891まで上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生した。ポンド米ドルは4時間足ではRSIが79に達しており、日足では6日連続陽線となっているため、米ドルの反発力に注意したい。
欧州通貨は、8日に発表された独・1月鉱工業生産が、前年比で前月のマイナス3.0%からマイナス5.5%に悪化したことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は162.168から160.602まで下落した。4時間足では、ユーロ円はボリンジャーバンド⁻3σまでの直線的な下落となっており、RSIは42付近となっているため、欧州時間での継続した下落に警戒したい。
本日の指標は、8:50に日・GDP、日・マネーストック、15:00に日・工作機械受注、16:00にノルウェー・消費者物価指数、トルコ・雇用統計、26:00に英・マンMPC委員の発言、米・3年債入札がある予定だ。米雇用統計悪化にて下落した米ドルが回復するのか、警戒したい。
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