上昇しているクロス円の右上値余地に要注目か

2024.03.12
- 英・マンMPC委員の発言
- トルコ・鉱工業生産
前日の米国通貨は、円買い・米ドル買い傾向が見られ、米ドルが対円で拮抗した。米ドル円は他のクロス円が下落する中、146円台後半でのもみ合い推移となった。本日のアジア時間に入ると、米ドル円は反発上昇。147.560まで価格が伸びた。ただ、米ドル円は依然時間足75MA下位に位置しているため、米国時間での指標発表により強弱性が変化するのか注視したい。
欧州通貨は、スイスフランが対円で上昇した。フラン円は167.066から168.258まで上昇。4時間足20MA直下まで値が伸びた。上位足の日足では、フラン円は75MAを下抜けたものの、200SMAにタッチすることなく下げ止まってからの反発局面に入っている。このまま欧州時間にかけてスイスフランが対円で伸びていくのか、慎重に判断したい。
本日の指標は、8:50に日・国内企業物価指数、9:30に豪・NAB企業景況感指数、16:00に英・失業率、独・消費者物価指数、トルコ・鉱工業生産、トルコ・経常収支、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、20:00に英・マンMPC委員の発言、21:30に米・消費者物価指数、26:00に米・10年債入札、27:00に米・財政収支がある予定だ。上昇しているクロス円の右上値余地を慎重に判断したい。
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