BOC政策金利据え置きで上昇した加ドル円の方向性に注意か

2024.03.07
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- 米・チャレンジャー人員削減予定数
前日の米国通貨は、昨日発表された加・BOC政策金利発表にて、政策金利が前回の5.00%から市場予想通り据え置きとなったことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は109.935から110.620まで上昇。一時的に時間足75MAラインまで回復した。しかしながら本日のアジア時間ではクロス円が全般的に下落したことで、加ドル円も109.879まで下落している。
欧州通貨は、昨日発表された欧・1月小売売上高が、前月比でマイナス1.1%からプラス0.1%となったことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0842から1.0915まで上昇。4時間足20MAを起点とする上昇トレンドが見られた。日足でも同様に20MAを起点としての上昇となっているため、欧州時間での値動きに注目したい。
本日は、8:50に日・対内外証券投資、9:30に豪・貿易収支、15:45にスイス・雇用統計、16:00に独・製造業新規受注、17:00に台湾・消費者物価指数、18:00に南ア・経常収支、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、22:30に加・住宅建設許可、22:30に米・貿易収支、加・国際商品貿易、24:00に米・パウエルFRB議長の発言がある予定だ。BOC政策金利据え置きで上昇した加ドル円の方向性を、慎重に見極めたい。
過去の相場レポート
2025.04.21
欧米の連休明けとなる中で通貨強弱が変化するのか方向性を静観か
2025.04.18
軟化している米ドルの休場中の値動きに要警戒か
2025.04.17
ECB政策金利発表でのユーロの値動きを静観か
2025.04.16
上昇した米ドルが要人発言にて変化するのか静観か
2025.04.15
上昇したポンドの上伸性を注視か
2025.04.14
年初来高値を更新したユーロ米ドルの上値追いに注目
2025.04.11
再び見られた円高傾向が継続するのか米国時間での値動きを注視か
2025.04.10
米トランプ大統領の関税停止発言により上昇した米ドルの上値余地に注意か
2025.04.09
連続上昇したユーロ豪ドルの調整の値動きを注視か
2025.04.08
最弱となったポンドの反発余力に注目か